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サクリファイス

2016-08-15 - 書籍 - books -

著者:近藤 史恵

2008年の作品で、五年前位に文庫本を購入していたものを最近見つけて、夏休みの一冊にしました。

サクリファイス(犠牲、生贄)

タイトルと本の帯からはサスペンスを想定していましたが、ロードレースにおける人間模様、レース展開が描かれたストーリーが純粋に楽しめる作品でした。
サスペンス要素は、中盤から徐々に出て来て一気に盛り上がります。

ロードレースの知識はあまりなかったのですが、レースシーンは、その緊張感、スピード感があり、のめり込んでいきました。
個人的には、サスペンス部分よりはこちらで十分楽しめました。

ロードレースというのは、エースとアシストという役割に別れたチーム戦でありながら、個人戦の部分もある、かなり特殊なスポーツで、色々ドラマ性のあるスポーツなんだな。と感じ、ロードレースを一度、しっかりと見てみたい。と思わせてくれる小説でした。

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