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はじめてのX-T2 動画を撮ってみる

2017-01-13 - FujiFilm X-T2, カメラ - camera -

X-T2の購入に踏み切った理由。

静止画だけではなく、動画対応も重視してきたことがプロモーションから受け取れた。私自信はまだ4K自体は再生環境を持ち合わせませんので重視しておりませんが、やはり一台で動画と静止画が綺麗に撮れるカメラが欲しい。とはいえ、富士フィルムから動画のイメージは全くなく、動画としての使い勝手が気になるところです。

X-T2の動画機能、どうでしょうか?

静止画と同じようにフィルムシミュレーションが動画に適用出来ます。これはもうX-T2ユーザーが最も期待するところ。とても楽しみですが、今回、この辺の設定を変えてじっくり撮影することもできていないので、この辺はパスします。

 

操作性

ちょっと撮ってみたところで思うところを書いてみます。

記録方法

X-T1には動画用のボタンがあったのですが、ボタンが静止画撮影と共用になりました。ドライブレバーを動画にしてシャッターボタンを押すと動画の記録が開始される仕様です。最近は、撮影モードの設定が静止画の設定でも動画専用のボタンを押せば動画を記録するカメラを使っていて、とっさの場合には有効でしたので、そこはちょっと残念。また、ADVフィルター設定もドライブレバーにありますので、ADVフィルター効果のある動画は撮れないと思われます。X-T2ユーザーであれば、フィルターが使えなくても、フィルムシミュレーションで満足なのかもしれませんね。
ちょっと遊びで撮れると面白いのだけどなぁ。

画質設定

撮れる動画の画質そのもので不満はないですが、カスタム設定がなぜかドライブレバーを動画にすると変更できなくなってしまいます。どうもレバーを変える前の静止画状態で選択していた設定のままになるようです。どういう事情があるのかわかりませんが、これはつらい。

露出設定

露出設定方法は静止画と一緒。ただ、シャッター速度は、動画のフレーム間隔が低速限度になります。静止画同様、ダイヤルでの設定なので一目瞭然なのはいいです。
ただ、難しいところは、REC中に絞りとシャッター速度はオートとマニュアルが切り替えられない。ISO感度は切り替えられない。露出ダイヤルを変えたりする前に、とにかくRECを開始したい状況って、よくあるのだけど、REC始めちゃうと変更に制限が出てしまうのはつらいかなぁ。
そういう状況でなくても、動画って、やっぱりシーンが変わるものですからねぇ。

ビューファインダー

これは単純使いづらいところ。EVFとLCDがREC中に切り替わらない点です。
動画でもやっぱり屋外ではEVFでしっかり見たい時はある。でも、REC中にず~っとEVFを除いてて。っていうのはチトつらいかなぁ。

 

オートフォーカス

動画もやはりAFが気になるところです。

強制AF

今までだと、定点撮影時に思わぬところでピントが変わって欲しくないので、コンティニュアスAFは無効にしておいて、必要な場合だけAFボタンを押して強制的に合わせるような撮り方が多かったのですが、そういう使い方ができないようです。記録開始するまではAFLボタンでAFは作動するのですが、記録動作中にはAFLボタンでのAFは動作しないようです。また、「顔検出・瞳検出」を有効に設定していると、コンティニュアスAFがAFレバーの位置によらず動作してしまうようです。

ちょっと悩む操作仕様ですが、カメラのAF-Cカスタム設定もあるので、いい塩梅に調整してみるか、MFとAFをレバーで切り替えて使うか。なんとか自分の好みの使い方が出来る方法を考えるしかないか?

いや。きっと、そんなことは杞憂に過ぎない。悩む必要がないくらい素敵なピント調整を自動で実現してくれるに違いない!!

と、サンプルの前に最初に但し書きです。今回のサンプルは、フルオートで撮ったのですが、AF-Cカスタム設定がこんな設定になってました。なんか適当にいじってた時の設定のままだったようです (^^ゞ

 

ちなみに、このメニュー。なんと、被写体を示すグレーの〇が移動したり、枠の色が変わったりとアニメーションするんですよ!!AFに対する自信の現れでしょう。ちょっと感動。

動画AFサンプル

それでは、実際の動画をどうぞ。

XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR FHD/59.94fps

で記録した動画を編集アプリでHDサイズに再エンコードしたものです。

まずは、ゾウガメさんの動画をどうぞ。手前を飼育員さんが横切りましたが、AFは反応しませんでした。被写体保持特性が「粘る」になっていることが幸いしたのかもしれません。

 

意地悪して、奥のゾウガメさんに振ってみました。まずまずの反応でピントがついてきます。

 

次は、ハツカネズミちゃん。ちょこまか動くのと、檻があるのがいやらしいシーンでした。檻にピントが引っ張られてしまっていますね。こういう時はコンティニュアスAFを無効にして撮影したいんですよね。追従速度としては悪くないです。

 

こちらも奥にいるハツカネズミちゃんに振ってみました。最後8~9秒目あたりでちょっとボケてしまいました。手ぶれが原因でしょうか?完全にピントを見失った感じがします。

今回は、そんなに大きく動く被写体ではありませんでしたが、AF速度としては十分だと感じました。今回は被写体保持特性が「粘る」になっていたので、設定を「俊敏」側に変更すれば、パンした場合にももっと素早く反応してくれるのかもしれません。まだポテンシャルがありそうです。

次回は大きく動く被写体でも撮ってみたいところです。運動会なんかを想定すると、もっと大きな動きの被写体にピントを合わせられることが重要ですからね。

動画カメラとしては・・・

正直、もともと動画がどれだけ撮れるのか?不安だったとことではあったのですが、4K動画に対応ということもあり、かなり期待もしてました。
結果としては、不安適中。特に、操作性・・・。静止画と動画ってやっぱりちょっと違うんですよね。動画って瞬間を切り取るものではないから、REC中にいろんな操作に制限がかかってしまうこのカメラでは、動画カメラとは言えないかな。画質自体は満足なのだけど、とにかく撮るのにストレス多すぎ(-_-メ)。音声もマイク、信号処理設定ともに残念な感じ。

やっぱり動画用には別のカメラ検討したほうがいいのかもしれないなぁ。MicroFourThirdsだけど、やっぱり動画カメラとしての完成度が高いPanasonicの手頃なミラーレス欲しいなぁ~。

 

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